「第2回 漣の会」は終了いたしました。お忙しい中をご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。
この混迷する世の中で、絵画というものが価値ある存在であり続けられるかどうかは、作家自身がその時代と向き合って
その答えを模索し、何がしかをカタチにできるか否かにかかっている、という思いを強くする今日この頃です。
映画監督のタルコフスキーは≪芸術の価値≫について、
『人が頭の中で抱く理想の世界(あってほしい人の関係や社会の有り様)と、現実の弱肉強食の世界が相対するだけのものではなく、
“その間をバランスした最良の状態”が、人の生き方の理想として(けっして)夢物語などではなく、現実の中で“カタチ”にできるもの、
ということ(希望?)を示すことのできる最も有効な手段』、と位置つけていました。(私の勝手な意訳です)
「理想=空想」が常識とされる世界が住み良いとは思えません(思いたくありません)。
ジョンレノン曰く、「君は僕のことをドリーマーと呼ぶかもしれないけど、でもきっと僕はひとりじゃないはず。」と。